1132年6月。鋼水だ。
蜂鄒香家荒嵐おじさんが亡くなった。
荒嵐おじさんには申し訳ないことをした。
父の代では隊長を任されたり、長期遠征に行ってきたりと活躍していたけど、おれの代になって活躍の場を与えてあげられなかった。
常に雀蝶おばさんや綾野ネエ、荒河兄キと出陣していて、荒嵐おじさんには常に留守番をしてもらっていた。
素質は現在でも4位という非常に高いものを持っていたけど、発揮させることができなかった。
最後の言葉からも察することができる。
おれが死んだら荒嵐おじさんに侘びに行こうと思う。
荒嵐おじさん、すいませんでした。