1132年8月。鋼水だ。
荒河兄キが亡くなった。
長男として生まれたけど、家督相続候補にならず大筒士として活躍した。当主になれなかったことは本人はあまり気にしてなく、気さくな兄キだった。
大筒士の特注武具「邪忍者の礫」を作り、大筒士初の奥義を創作した。
おれが生まれる前には隊長として長期遠征をして父の命を立派にこなしてきたという実力もあった。
おれが初陣してからは兄キとは一緒に出陣することが多く、道場破りや奉納試合など一族初のものをいくつもやってきた。
あっちの世界でもまたいろいろやろうぜ。
それまで荒河兄キ、お疲れした!!
やっぱりこの3人はスゲエ。戦勝点上位3位を独占。
特注武具は相続できる一族がいなかったからおれが一旦預かっておくよ。