1125年6月。愛子じゃ。
わしの二人目の子、凶次郎が参陣じゃ。
二人目を作るかどうか迷ったのじゃが、適齢期の春夫は蝿分家を継がないので、継がない子は交神しないという当家の方針上できず、かと言って一葉では早過ぎるということでわしとなった。直系の血の確保という麺でも姉弟はいた方がよいじゃろう。
というわけで男神は三ツ星凶太殿という悪そうな神と交信したぞ。
長女の明日香は能力のバランスを重視、長男は火を特化というようにしたかったが、そう都合良くは行かないようじゃな。
端正な顔つきをしておるがな。
叔母上であり母上の双子の姉じゃった美陰どのと同じ大筒士の職についてもらった。
コーちんの記録によると、素質はわしとほぼ同じようじゃが、これから先を考えるとわしと同じではこの先は苦労をかけそうじゃな。